いつもどこかに痛みを感じるバイオリン弾きのためのブログ

アレクサンダー・テクニークでラクになる日々

4の指がラクにとれるボディマッピング ②手首

手の骨について、先日ご紹介しました。

手って、一枚の板ではないんです。
手のひらも指ですし、
手首の骨は、小さいのが7つ、2列に並んでいます。
それだけでもなかなかの驚きです。

☆興味がわいたら、「手根骨」で検索してみてください☆

では今度は、手首の動きについて。

手刀を切るような動作をしてみます。手首から先を自由にして行いましょう。
つまり、手を小指側に曲げる動作です。

実はそのとき、腕の骨と手首の骨の境目に、
こう、なんというか「ぱかーっ」と隙間ができて、
親指側と手首が離れることができる仕組みになっています。
なので、ずいぶん大きく動けます。

(親指側に曲げるときは、それほど動けません。
ぱかーっといかないので…。
この「ぱかーっ」がなかなかの衝撃だったので、繰り返しお伝えしています…笑)。

☆興味がわいたら「橈骨」で検索してみてください☆

この手首の可動性の助けを借りて弾いてみましょう。
固まってしまいがちな、ハイポジションでのビブラートで実験。
弾く前に10回ぐらい手刀を切って、ウォームアップしておきました。

ハイポジションの4でビブラートをかけるために>
(頭が動けて自分が全部ついてきて)
「手首って確かあんなふうに動けたよなー。
必要なだけ動けるようにしてあげよう」

とってもラク!特に腕!
ぜひ試してみてください♪

ちなみにこの動き、こんな時にも役立ちます。
・チェロバスで高いポジションを取る時
クラリネットのE♭キィを押える時
トロンボーンで6から7ポジションに行く時
困っている人をみかけたら、教えてあげてくださいね。