いつもどこかに痛みを感じるバイオリン弾きのためのブログ

アレクサンダー・テクニークでラクになる日々

ボディマッピング

ボディマッピング発見秘話

その人が思い描いている身体の地図(ボディマップ)と現実のズレが、動きづらさや痛みにつながることがあります。だから正確に理解しましょうね、と呼びかけているのが、この分野の創始者ビル・コナブル先生。チェロ奏者で、音楽家とのレッスン経験が豊富で…

きんぴら作りとピアノ演奏の共通点

Q.ピアノの打鍵に使える一番パワフルな筋肉は何でしょう? ~♪~Thinking time~♪~ 正解は、上腕三頭筋。上腕の後ろ側にあります。動きの名前は「ひじ関節の伸展」です。 車のトランクを閉めるとかバスケットのドリブルとかに活躍する筋肉。 ということを授…

ボディ・マッピングの本に怯えた話

バーバラ・コナブル他著『ボディ・マッピング~だれでも知っておきたい「からだ」のこと』を読みました。 こんにちは!Miyukiです。 解剖学的知識は動きにとても役立ちます。 この本はコンパクトにまとまっているし知識が増えて楽しかったです! ただ、このD…

本を読むために、腕全体を説得する?!

分厚い本を読むことについてレッスンで見てもらいました。 こんにちは!Miyukiです。 気になっていたのは距離感の調節で特に目のことだったのですが話題になったのは本を持ち上げる腕の動きでした。 「まず左肩を見て鎖骨肩甲骨を触りながら『ここも腕だよ~…

小指薬指のパワーを生むボディマッピング

伸ばしても届かない。押さえる力が足りない。 そんな悩みが解決したきっかけはドラマーさんのレッスンでした。 こんにちは!バイオリンのMiyukiです。 ドラマーさんのお悩みはスティックの握り方。叩き続けていると手首が痛いのだそうです。 由香先生の提案…

どこまでも届く左手のためのボディマッピング

決め手は、肩甲骨でした。 こんにちは!バイオリンのMiyukiです。 左手の力みについて、ジェレミー先生に相談しました。一度演奏すると、先生には何か見えた様子。いったん楽器を置いて、みんなで腕の動きの探求をします。 両腕を上げて…・ゆっくり下ろす・…

「楽器を支える」をアップデート!バイオリンが置ける棚とは

「バイオリンが置ける棚を前に作りたいんだよね」と、由香先生が言いました。 こんにちは!バイオリンのMiyukiです。 アイディアをいただいたのは、ノートを見返したらなんと4月。8月の今日になってこれか!とやっと実感できました。 すぐできるのも嬉しいけ…

車輪のポーズができた!可動域のマッピング

・ボディマッピングには「可動域」という考え方もある・見た目だけをマネしようとする危険性という二つの学びについての記事です♪ こんにちは!バイオリンのMiyukiです。 リラックスとデトックスのため、ヨガを習っています。 車輪のポーズとは、いわゆる「…

弾きたいように弾けた!~発表会レポート②

楽しく演奏できた、バイオリンの発表会レポート。今日はリハーサルで役に立ったプランをシェアしますね♪ こんにちは!バイオリンのMiyukiです。 たくさんあるので箇条書き方式で…(^^) [楽器を構える] ・「肋骨が鎖骨を支えている」鎖骨含め、腕構造は肋骨の…

弓が使い放題になる!魔法の呪文♪

弓を全部使ってのびのび弾きたい!その望みを叶えてくれる魔法の呪文は…「高田馬場」?! あ、ちゃんと解剖学的な理由があるので安心して読み進めてくださいね(笑) こんにちは!バイオリンのMiyukiです。 ケン先生のクラスで、発表会で弾く曲を見ていただ…

ステージ4 脚と足

こんにちは!バイオリンのMiyukiです。 身体編ワークショップ全容、最終回は脚と足についてです♪ 立って演奏する。座って演奏する。 椅子が演奏に欠かせない楽器があります。管楽器ならチューバ、弦楽器ならチェロが代表。 オーケストラで演奏する方ならやた…

ステージ3 腕

こんにちは!バイオリンのMiyukiです。 BodyThinkingコースの2学期のテーマは「腕」。バイオリン弾きとしては、毎回テンションあがりっぱなしでした。本当に、即、ラクに弾けるアイディアが満載だからです。 ワークショップではまず「腕の始まり」を知りま…

ステージ2 呼吸

こんにちは!バイオリンのMiyukiです。 管楽器の方や声楽の方はもちろん「ブレスして!」などと指示されることがある弦楽器奏者にとっても興味がつきない、呼吸のお話。 ワークショップでも扱っていきますよ♪ ・お腹に息は入るの?・肩はあげてはいけない?…

背中がピキっ!を防ぐボディマッピング

Q.かがんだところから起き上がるのは身体のどこの仕事でしょうか? こんにちは!バイオリンのMiyukiです。 お辞儀をしたところからあるいは床のものを拾ったところから起き上がろうとして 背中がピキっとなったり動きがぎくしゃくしてしまう…。 そんなとき…

乾杯が楽しくなるボディマッピング♪

ケン先生のThikingBodyクラスにて。 クラスメイトの悩みは右手で重い物を持つと安定しないこと。…ということは、ジョッキで「カンパーイ!!」ができない!? こんにちは!バイオリンのMiyukiです。 打ち上げで思いっきり乾杯できないなんてかなりQOLを左…

指が回る!手のホームポジション

こんにちは!バイオリンのMiyukiです。 今日もボディマッピングの誤解がとけてよかったー^^ やすひろ先生のBodyThinkingクラス、テーマは手首。中でも興味が湧いたのは、尺屈(しゃっくつ)と橈屈(とうくつ)です。 こちらで画像が見られます。一番下の2…

弓を張る動きが演奏に影響を与えていた!~由香先生

由香先生のBody Thinkingクラス。授業レポートの続きです(前回の記事はこちら)。 こんにちは!バイオリンのMiyukiです。 楽器を準備する動作のうち私は弓を張るところを見ていただきました。 メインキャストの関節は、ひじ。弓を持ち上げるから、肩も。 そ…

動きのメインキャストとサブキャスト~由香先生

由香先生のBody Thinkingクラス。楽器を準備する動作を、ひとりひとり見ていきました。 こんにちは!バイオリンのMiyukiです。 私のペアの相手はオーボエ吹きさん。楽器を組み立てる動作を取り上げました。 2本を合わせて→回して→押し込むからメインキャスト…

腕が自由に動ける体操~由香先生

腕ってこんなに動けるんですよ!と実感できる体操を、由香先生から習いました♪ こんにちは!バイオリンのMiyukiです。 <腕が自由に動ける体操> ①腕を上げます。 肩甲骨は、下げたまま。 ②わきの下に、もう一方の手のひらを当てて そのあたりをガッと掴みま…

右手の自由のために、バイクのエンジンをかけまくれ?!~バジル先生

「手首の伸展、使っていいですよ」と、バジル先生が言いました。 こんにちは!バイオリンのMiyukiです。 このレッスン、最初は構え方がテーマになりました。譜面台を遠ざけて、「そこへ向かって行って!」 これは…。スキーのジャンプの人ですか?というぐら…

重音が取り放題になるボディマッピング

今取り組んでいる曲は、まるで重音祭り。でも今回ご紹介するアイディアで、すいすい取れますよ♪ こんにちは!バイオリンのMiyukiです。 重音とは2つ(以上)の弦を同時に鳴らすこと。 その時の左手指のフォーメーションは、様々。あれとあれはくっつき、これ…

衣装で上手くなる?!

本番で、自由な身体の動きを助けてくれたアイテムとは? こんにちは!バイオリンのMiyukiです。 先日あったオーケストラのコンサートに向け、肩当てあご当て以外にもう一つ変えたものがあります。 それは、衣装。 「演奏する時に、タイトスカートは絶対ダメ…

「バイオリン関節」なんてないってわかったら起きた、いいこと♪~キャシー先生

世界的なアレクサンダー教師、キャシー先生の来日で盛り上がっている7月の音楽プロコース。授業レポートをお届けします♪ こんにちは!バイオリンのMiyukiです。 レッスンで新しい曲に取り組んでいるので、机に向かって譜読みをしているところを見ていただき…

「バイオリン持ち腕」をアップデートしたら起きた、いいこと♪~キャシー先生

①楽器をかまえるのがスムーズになりました。②腕が動かしやすくなりました。③日常の動作がラクになりました。 これ全部、「バイオリン持ち腕」をアップデートしたからなんです。 こんにちは!バイオリンのMiyukiです。 クラスメイトのバイオリンレッスン。 Q…

譜面も指揮者もコンマスも見たい時に。~②目の役割

合奏するひとのための目線調節のヒント、その2です。 こんにちは!バイオリンのMiyukiです。実は私、「長時間弾くほど、音符が込み入ってくるほど、楽譜がかすむ」という悩みを持っていました。 すると、ボディチャンス研修生で声優・ナレーターのYoshinori…

跳躍がラクに当たる!30秒ウォームアップエクササイズ

こんにちは!バイオリンのMiyukiです。手が小さ目の私でも、頑張らずにハイポジションがとれる。そんなエクササイズをご紹介します。 まずは実験。下から上のポジションに、とにかく力ずくで飛んでみてください。ていっ! そのときの左腕、どんな感じがしま…

座奏をラクにするボディマッピング~「座る」とは

突然ですが、質問です。「座る」って?身体のどこをどうすると、座れるんでしょう? ……。 正解は「足首と膝と股関節を曲げていき、お尻が椅子の座面に着く」です。 さて。足首と膝はわかりやすいのですが、股関節はどこにあるのでしょう? 以前『譜めくりを…

共鳴。

所属オケの、チェロ協奏曲の練習。座席はトップサイド。ある瞬間、自分の楽器がすごく響きました。 もしや私、上手くなった?!というのは錯覚で(^^;チェリストさんと同じ旋律だったのでした。共鳴です。 そんな体験から思い出したことがあります。ジャズシ…

譜めくりをラクにするボディマッピング②腕の始まりはどこ?

譜面台が遠い!(焦)そんな時、腕をスムーズに伸ばすには。 まず「腕の始まり」を知りましょう。どこだと思いますか?肩のあたり?…と思いますよね(私も思っていましたよ!)。 実は腕は身体の前側、真ん中あたりから始まっています。胸骨と言って、鎖骨を…

譜めくりをラクにするボディマッピング~①股関節はどこ?

オーケストラで譜面をめくるのは、プルトの裏の人。バイオリンの場合は左に座っているので、譜面の右端は遠くにあります。 私は譜めくりが苦手です。間に合わなかったり、2枚めくってしまったり…。 でも、習ったばかりの股関節の動きを意識してやってみたら…