いつもどこかに痛みを感じるバイオリン弾きのためのブログ

アレクサンダー・テクニークでラクになる日々

身体のシステムに任せます!

バランスは一秒ごとに違う。
座っていることも立っていることも、動き。
頭と脊椎は、常に動いてバランスをとっている。
普通に、自動で起きることだから、いちいち情報が上がってこないだけ。
気づかないけど、動いている。
(キャシー先生)

こんにちは!バイオリンのMiyukiです。

こちらのイベントに参加しました:

『経絡ヨガと体質診断〜年始は体の声を聞いてみませんか 』
http://souleiadoy.exblog.jp/22681527/
(渋谷のイベントスペースBlossomも素敵な会場でした^^)

主催はBCMヨガの楠道子さん、
そして東洋医学鍼灸コントラバスの楠洋介さん。
お二人とも音楽プロコースのクラスメイトです。

東洋医学では、バランスは身体が自動で取ってくれると考えるそうです。
なので普通なら必ず左右両方行うヨガのポーズも
経絡ヨガでは片方だけ、気持ちいい方だけでOK。

例えば
(頭が動けて自分が全部ついてきて)
今、手はどっちに伸びていきたいかな?

身体の声を聞く感じがとっても心地よかったです。

ヨガの後は薬膳ご飯&スイーツをいただきながら
東洋医学の身体の見方などをお勉強。

「温度差や速さや濃度の差があるのが生命として自然なこと。
むしろ差があることで回転や流れが起こって生命が維持できる」
というお話が印象に残りました。

毛細血管で絶妙な循環が起きるよう、心臓や血管が調節している…。
この関係性、すごい!

「常に動いている、というところがアレクサンダー・テクニークに通ずる」
と洋介さん。

「普通に、自動で起きることだから、いちいち情報が上がってこないだけ。」
冒頭に引用したキャシー先生の言葉を思い出しました。

そりゃそうだ。
「OK、今ちゃんと末梢血管まで血液届いた!」
なんていう情報がいちいち上がってきていたら、大変です。

それに、もし、自動じゃなかったとしたら?
首の後ろにたくさんある小さな筋肉を使うのを忘れると
頭がグラグラになってしまいます。

「身体のシステムに任せて!」ってクラスで良く言われます。

これはもう本当に、任せたほうがいい。
努力するところじゃないんだ。
って、実感できました。

身体がほぐれ、知識も増えて楽しい一日でした♪


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http://www.alexandertechnique.co.jp/bcmyoga-leader/

 

 

何かをただやめることはできない。

こんにちは!バイオリンのMiyukiです。

「ミスは悪いこと」「間違えてはいけない」という思いから
自分の演奏を監視してしまう。
なかなか抜けられない、私のクセの一つです。

そうじゃない。そんなことしなくていい。
そう思えるアイディアを、クラスでたくさんいただいてきました。

もはや先生方が
「どんなにヘンな音がしても弾き続けよう」とか
「てきとーってつぶやきながら弾こう」とか
「望まない音がしたらイェィ!って言おう(!)」とかいうプランを
あらかじめプラスしておいてくださる程です…(笑)。

もちろん、ありがたく使っています。
でもなかなか続けられなくて…。

そんな中、昨日役に立ったのはミオ先生のこの言葉。

考えて→動いて→感覚のフィードバックがある。
けれど、感覚はガイドには使えない。
ガイドは前にいる必要がある。
動いた後にやって来るものを使えるワケがない。
生じた感覚が気に入らなくても、もう遅いよ。
動きは起きてるし、音は出てる。
変えられるのは、思考。
(ミオ先生)

「出た音は、もう変えられない。できるのは弾くための準備だけ」

そう思い続けて弾いてみると
出た音を監視する代わりに
奏でたい音楽のことを考えることができました。

できているか、できていないか。
自分を監視するとき
身体を固めてしまうことが多いそうです。

監視をやめたい!
でも「監視しないこと」はできない。
できるのは、他のことをすること。

「代わりに、何を望んでいるか問いかけることならできる」
キャシー先生がそうおっしゃっていたのも思い出しました。

何かをやめたい!という気持ちから一歩外にでて
他に何ができるか考えることができる。
そんな貴重な体験でした。