ホール全体に音を届けたい!
「音が届いてないんじゃないかと不安で」
というフルート吹きさんのレッスン。
聴衆の存在が音楽を育んでくれる…
そんな演奏ができるように
準備しておけることは何でしょう?
キャシー先生は
役者としてのご自身の経験から
こんな提案をしてくださいました。
ホール全体を、くまなく歩く。
客席も、縫うように。塗りつぶすように。
そうすることで
ホールの大きさの情報を
自分全体に与えることができる。
レッスンルームでも、やってみました。
面白かったのは
「じゃあ今度はドアを開けて
あっちの廊下の先まで
ホールだってことにしましょう」
という実験をしたときで
向こうの方まで
くまなく歩いて戻ってきた後の演奏は
明らかに、大きなスペースに適した音量に
変化していたのです。
本番前にホールを歩き回ることが
物理的に難しければ
見るだけでも、情報収集はできるそうです。
必要な情報と意図があるだけで
こんなに違うものなんですね。
興味があったら試してみてください♪
"I fiil the space with me."
場を私で満たしておくの
(Cathy Madden)