いつもどこかに痛みを感じるバイオリン弾きのためのブログ

アレクサンダー・テクニークでラクになる日々

「調和させよう」として、崩壊したら。

こんにちは!Miyukiです。

三重奏のコーチを引き受けたキャシー先生。

とても複雑な曲で
合わせるたび、崩壊していたのだそうです。

演奏者は先生の知り合いで
3人とも、競争心が強い人たち。

そこでキャシー先生は
「他の2人から逃げ切って!!」と提案しました。

調和を目指す代わりに
競争心をそのまま演奏に持ち込んだらどうなるだろう。

結果、演奏がまとまって
すばらしいものになり
「こんなすごいものを聴いて
お金がもらえるなんて、いいな♪」
と思ったそうです。(笑)


時として、旋律同士を戦わせていい。
そうすることで、音楽がダイナミックになる。

演奏者の現実とマッチしていることを
先生は見抜いたのですね。

調和を目指すための、意外な方法でした。