いつもどこかに痛みを感じるバイオリン弾きのためのブログ

アレクサンダー・テクニークでラクになる日々

登場人物を生きる

カルメン、ホセが来てるの。逃げて!」

歌い手さんのレッスンが
とっても印象に残っています。

こんにちは!Miyukiです。

「ひとこと言っただけでも
カルメンは逃げてくれる」

この提案で、音楽がガラリと変わりました。

舞台芸術のエキスパート
キャシー先生の解説です:

「それぞれの登場人物が
それぞれの望みのために戦っているけれど
プロットがそれに応えるとは限らない」

「一人一人がそれぞれ
欲しい物のために戦う
そうすることで、曲の全体像が現れる」

なるほど。
カルメンの命を救う」という動詞が
明確になったから
キャラクターが生き生きし始めたのですね。

結末を知りながら
舞台でその人物を生きる役者さんの
すごさを垣間見た瞬間でした。