いつもどこかに痛みを感じるバイオリン弾きのためのブログ

アレクサンダー・テクニークでラクになる日々

学びの4つの段階~トミー先生

合宿のトミー先生のクラスで
「学びの4つの段階」
というお話があり

楽器のレッスンで
実例を示してくださったので
演奏者ご本人の了解を得てシェアします♪

こんにちは!Miyukiです。

学びの4つの段階とは

1.体験(Experience)
2.気づき(Awareness)
3.洞察(Insight)
4.自己理解(Self-Understanding)

です。

そんなに厳密に分けられないケースも
多いですが

洞察は「こんなこともできるんだ」
自己理解は「こういう自分もいたんだ」
「こういう自分でもいられるんだ」と
可能性に言及するのがポイントと思います。

さて、フルート吹きさんの演奏では
このようなステップをたどりました。

1.「肋骨が動ける」という体験から演奏したら

2.「息がこんなに入ってくる」
という気づきが得られて

3.その気づきから演奏したら
「大変だった曲も吹けそうだ」
という洞察が得られて

4.その洞察から演奏したら
「もっと音楽がやりたいんだ…!」
という自己理解に至りました。

その思いで楽器を見つめ
感情を味わった後で演奏された音楽は
聴衆を涙させるのに十分でした。

その間トミー先生はずっと
ガイドし続けていました。

本当に、美しかった。

こんなふうに話をシンプルにしてしまうには
もったいないくらい
毎回毎回演奏が変わっていって
それぞれに、美しかったのです。


このレッスンから学んだことを元に
今まで経験してきた場面を振り返ると

生徒さんが洞察や自己理解について
お話しているときに
美しさや深みが生まれる気がします。

そんなレッスンができるようになるために
まずは自分がこのステップをたどれるよう
探求したいと思います♪