その道具は、目的に適っているか?
綺麗に全部見えるように、ハンコを押したい。
クラスでは、そんな相談もOKです◎
こんにちは!バイオリンのMiyukiです。
クラスメイトは
「仕事でたくさんの書類に印を押すのだけれど
鮮明でないとやり直しになってしまうのでプレッシャー」
とのこと。
早速身体の使い方を見るのかと思いきや
紀美子先生はまず
「朱肉に欠陥はない?ハンコには?」と尋ねました。
その上で
「(頭が動けて自分全体がついてって)
どのくらいの力が必要かな?
手の重さ、重力で押せるよ。あなたが押し下げる必要はない。」
というアイディアを使ったら
めっちゃ綺麗に押せていました♪
めでたしめでたし。
だったのですが、ここで私はハッとしました。
自分の動き方ばかり気になって
道具や状況を見ていないときがある!と。
「うまくいかないのは
自分のせいじゃなくて道具のせいかも」
という可能性を忘れているのです。
アレクサンダー・テクニークをやっていると
ガッタガタの椅子にだって、ある程度快適に座れます。
でももし、やりたいことが座奏で
すぐ隣の部屋にちゃんとした椅子があるなら
自分を椅子に合わせるよりも
違うのを持ってきて取り替えた方が早いしラクですよね。
目的がハッキリしていること。
それに適った道具を使うこと。
改めて、大切だなぁと思いました。
ちなみにあとでクラスメイトに
ハンコを何度か押したノートを見せてもらったら
「紙一枚ぐらいムダにしたって給料下がんないでしょ?」
と言われた直後も綺麗に押せていました。
…メンタル面も大切!