いつもどこかに痛みを感じるバイオリン弾きのためのブログ

アレクサンダー・テクニークでラクになる日々

音を明るめ・暗めにとるって、こういうこと!~分離唱

周りも自分も変化する中で、心地よい響きを見つけていく。
アンザンブルの真髄を体験したような気持ちです。

こんにちは!バイオリンのMiyukiです。

今日ボディチャンススタジオで開催された、克美先生の分離唱ワークショップ。
とっても楽しかったので即レポートしますね♪

【ウォームアップ~声で遊ぶ】
あいうえおを使って

・今の自分の気持ち
・過去の自分、小学生の自分に送ってあげたい音
・ペアの相手に贈ってあげたい音

をそれぞれ自由に歌う

ペアで歌うのは緊張しましたが
「懐かしい感じがした」「一緒に歌いたくなった」
というコメントがあったり
私は一人で歌っているときよりも
次の音が迷うことなく出せたりして楽しかったです。

ジェレミー校長が、発声のしくみを扱う授業の最初に
「声は願いからスタートする」って言ってたの、これかも。

聞こえてくる声の高さや質はバラバラなはずなのに
意外とぶつからず心地よいのも不思議でした。

 

【和音調音】
「これ(ドミソ)が聞こえたら、ツェゲね。
 これ(シレソ)が聞こえたら、ハデゲね。」

和音に名前をつけて、聞こえたら即座に呼ぶ。
ドとミが聞こえたから…という判断ではなく
音を聞いた途端に身体が反応するぐらいの速さで。

私はバリエーションが増えると全然できませんでしたが
和音がいっぺんに聞こえてくる瞬間がいつか訪れるようです。
また、このあとの歌が上手くいく布石になっているようでした。

 

【和音の中のひとつの音を伸ばし続ける】
和音が次々変化する中、例えばミならミを伸ばし続ける。
「今度はシね」などと、音を変えて繰り返す。
まずはみんなで、のち一人ずつ。

おおー!変わる!!
和音に合うように
本当に微細な調整が行われているのが聞こえてきます。

高い低いというよりは「明るい暗い」の違いに聞こえました。
そうか!バイオリンで音程を「明るくとる」「暗くとる」って
こういうこと、してたんだ。
一人で弾いているときと違って
すぐに周りからのフィードバックがあるのでよくわかりました。

 

【みんなで和音を維持】
ドミソの和音のうち、どれでもいいのでひとつ選んで
「う~」と歌い続ける。
和音を聴いた様子で、違う音に移ってもOK。

真ん中の音がなくなりそうになって
移ったら他の人も移ってきて今度は大きすぎて
そうこうしているうちに音程がわからなくなり…。

そんな中、「綺麗~!」と思える瞬間が楽しいです。
崩壊してまた集まるのも結構ワクワクします。

主張しようと頑張ってしまうと、いつまでも合いませんでした。
とりあえず仲間を見つけてそれにノるか
これどうでしょう?とお誘いすると上手く行きました。

周りを聞くとか、溶け込むとか、
音の旅にお誘いするとか、物語を語るとか
そういうプランが目指すゴールがこのハーモニーなんだと
実感できたのが収穫でした。

 

きよしこの夜 合唱】
ピアノで和音を聴きながら、まずみんなで1パートずつ歌っていく。
のちピアノと一緒に四声で。最後にピアノなしで。

【ラスト10分】
他の曲もやってみよう!
「いきなりピアノなしにしても大丈夫だよね?」
(メンバー全員楽譜が読めたので、応用編でした…(^^;)

音が鳴ってから声を出すのでなく
「音と同時に合わせられるよ!」と思いながらやってみると
本当にできて面白かったです。

パートに分かれて合わせてみた時
こんなに他のパートにツラれることなく歌えたのは初めてでした。

聴きながら歌うって
ハーモニーを作るって
こういうことだったんだ。

こんなに学べてこんなに心地よいものとは!
分離唱、ぜひまた体験したいです♪

 

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ブログも面白くてオススメです!

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