いつもどこかに痛みを感じるバイオリン弾きのためのブログ

アレクサンダー・テクニークでラクになる日々

弓が使い放題になる!魔法の呪文♪

弓を全部使ってのびのび弾きたい!
その望みを叶えてくれる魔法の呪文は…
高田馬場」?!

あ、ちゃんと解剖学的な理由があるので
安心して読み進めてくださいね(笑)

こんにちは!バイオリンのMiyukiです。

ケン先生のクラスで、発表会で弾く曲を見ていただきました。
最初のアイディアは
「最近あった楽しいことを思い浮かべて」というもの。

そういえばキャシー先生が提案する
パフォーマンスのためのウォームアップの中にも
「私は~が好き」とつぶやく、というのがありました。

楽しいことを考えているときには
頭を後ろ下に押し下げられないもの。

頭と背骨の関係性をいい感じにして
そうすることで身体全体が動けるようにするために
楽しいことや好きなことを考えて笑顔になるのは
とてもよい方法なんです。

やってみたところ
一回目は笑いすぎて音を間違えたので注意です…(^^;

緊張が解けて楽しく弾けましたが、
フォルテのところはもっと弓を全部使いたいなあ。

そこで呪文の登場です。
「子音を強めに5回
高田馬場ってつぶやいてから弾いて」

…えー?あの、山手線の駅名を?!

譜面台の前でバイオリンを持ち
「たかだのばば、たかだのばば…」×5回。
かなりシュールな光景だったと思います…(笑)

ところがこれが、めちゃくちゃ弾きやすい!
右手が動かしやすくなり
左手の安定感がものすごく増したのです。

なぜ??

アレクサンダー・テクニークを始めた
FMアレクサンダー氏の発見の一つに
咽頭の押し下げが身体全体の動きに影響を与えている」
というものがあります。

声帯周りは、解剖学的に腕構造と大きく関係しています。
腕は吊り橋のような構造をしていて、
筋肉で上から吊られ、肋骨で下から支えられています。

てっぺんが下がってくれば、吊り橋はたわみます。
すると橋の固定のために別の筋肉が仕事をしないといけなくなって
腕の動きが悪くなってしまうのです。

「たかだのばば」と子音を強めに言うことで
吊り橋を引き上げてくれる声帯周りの筋肉を
目覚めさせることができました。

その結果、腕全体が動かしやすくなって
弓が使い放題使えるようになったのです。

というわけで、「高田馬場」を魔法の呪文に認定し
今日もつぶやいてから弾くことにしました♪

最初のアイディア、「楽しいこと」につながってるのも面白いなあ…。

 

☆筋肉の画像はこちらがわかりやすいです:

【Oral Studio歯科辞書】歯科辞書用語『舌骨下筋群(ゼッコツカキングン)』の解説