いつもどこかに痛みを感じるバイオリン弾きのためのブログ

アレクサンダー・テクニークでラクになる日々

自分の中の批評家をアップデートする。

自分の中の批評家の役割は、比較。
やりたいことと、やってみて出てきた結果を比較して、
次の情報をくれる。
だから批評家が出てきたら
「よし!新しい情報をもらったぞ!」って思えばいい。
批評家が意地悪である必要はない。
どうやって批評家をアップデートしようか?
(キャシー先生)

 

こんにちは!バイオリンのMiyukiです。

「ミスは悪いこと」「間違えてはいけない」という思いから
ミスするたび身体が固まって、演奏に影響を与えてしまう…。

でも、批評家の役割を見直してみたらどうなるでしょう?

批評家の役割は比較、とキャシー先生はおっしゃいます。
比較するのは
演奏するときの望みと、実際出てきた音。

「ミスは悪いこと」「間違えてはいけない」は
望みではないので
そのウラにどんな望みがあるのか考えてみると

「譜面通りの音楽が聴きたい」
「弾きたいように弾きたい」
このような望みがありそうです。

だとすると
望んでいるのと違う音が出てきた時に
教えてくれるのが批評家。

「監視してダメ出しするのが批評家」と思って弾いたら
恐れて固まってしまうけど

そうではなくて
「上手く行ったり行かなかったりしたことを情報源として
新たな答えを出し続けてくれるのが批評家」だとしたら?

味方してサポートしてくれる人ではありませんか!

実験するときは
よちよち歩きを始めたばかりの2歳児にするのと同じくらい
自分に優しくして。
2歳児に向かって「また転びやがって!」とか言わないし
本人も
「また転ぶなんて自分はなんてダメなんだ…」とか言わないでしょ。
(ミオ先生)

 

新しいスキルを身につける過程で
失敗はつきもの。

自分にもっと優しく話しかけてみたら
演奏はどう変わるでしょうか?

 

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