いつもどこかに痛みを感じるバイオリン弾きのためのブログ

アレクサンダー・テクニークでラクになる日々

動詞を考えながら弾いたら、上手くいった!~キャシー先生

形容詞でも副詞でもなく
動詞を思って演奏したら、どんなことが起きるのか?
クラスで目撃しました。
(☆動詞のお話はこちら)

こんにちは!バイオリンのMiyukiです。

「スルポンが嫌いで…」
とお悩みの、バイオリン弾きさん。

スルポンとは、スル・ポンティチェロの略。
極端に駒寄りで弾くことによって
ガラスをひっかくような音を出す奏法です。

弾くのも聴くのもそれほど快適とは言えない音。
それがだいぶ長く続くのだそうです。
作曲家の指示とはいえ、ツラそう…。

「曲のストーリーに、この音が必要なのよね?」
と、キャシー先生。

「思いついたわ!」
と、バイオリン弾きさんに耳打ちします。

すると、演奏が急に生き生きし
弾いているご本人も楽しそうです。

キャシー先生が提案した「動詞」のプランは
「ネズミを部屋に走らせて!」でした。

「そんな感じがすると思っていたけれど
そんなことやっちゃいけないと思っていました…」
と話すバイオリン弾きさんに

「建設的に弾けるなら、何でもやっていいのよ。
作曲家にはバレないしね☆」
と、イタズラっぽく微笑むキャシー先生なのでした。