いつもどこかに痛みを感じるバイオリン弾きのためのブログ

アレクサンダー・テクニークでラクになる日々

頭と身体に「おまかせで!」

リーディングエッジをただ思っただけで
動きが変わるなんて、不思議(前回の記事はこちら)。
その秘密は、右脳の働きにありました。

こんにちは!バイオリンのMiyukiです。

「頭が動けるようにすると、身体全体も動ける」
というのが、アレクサンダー・テクニークの基本です。

頭が背骨に向かって押し下げられると
その度合いに応じて動きに影響が出ます。

そんな、頭と脊椎の関係性をいい感じにするためには
何ができるのでしょうか?

脳の中で「関係性」を担当するのは右脳。
そして、右脳が学習するときには
いくつか条件があります。

一つ目は、
『意図を明確に持ち続ける』
ということなのですが。

「頭が動けるようにしてあげよう」
そんなざっくりとした意図でいいんでしょうか…?

…いいんだそうです。
まるで
腕のいい板前さんにお願いするときのように。

板前さんは「おまかせで!」のひとことで、
季節の食材を一番美味しい食べ方で出してくれます。

もしも
「その材料ならこういう調理法でこの味付けで」
などと細かい指示を出してしまったら、
板前さんは手腕を発揮できません。

右脳も同じで
指示が細かすぎると、実力が出ないのです。
混乱して、身体がうまく動かなくなるからです。

ああ、だから
「楽器に手がついていく」と思うだけで
細かいことなんて言わなくても
素敵な音が出たりするのですね!

なので、ざっくりでOK!
身体のシステムに「おまかせで!」とお願いしましょう。

右脳が学習する条件は
まだあるので次回に続きます♪