いつもどこかに痛みを感じるバイオリン弾きのためのブログ

アレクサンダー・テクニークでラクになる日々

あの時のあの弾き方をもう一度!のワナ~ケン先生

振り替え授業に出た今週は、学びも豊富。
授業レポートをお届けします♪

こんにちは!バイオリンのMiyukiです。

先日の紀美子先生のBody Thikingクラスで
腕のマッピングが変化した後に
演奏を見ていただいたところ

…弦に指置いただけで響いてるけどこれは何?!
めちゃめちゃ弾きやすい!!
という衝撃体験をしました。

この「新しい腕」で弾きたくて弾きたくて、
今日のケン先生のクラスで相談しました。

そこで出てきたお話は、
「過去に体験した感覚を求めてしまうこと」について。

バイオリンを弾く時には
①方向性を出す(こんなふうに弾くぞと考える)
②脳から身体に指令が行く
③身体が動く
④感覚を得る
⑤それについて感想を言う
という一連のことが起きます。

「めっちゃ弾きやすい!新しい腕だ!」というのは
⑤の感想にあたります。

ではどうしたら
この⑤を再び味わうことができるのでしょうか?

例えば
「シーフードヌードルを食べたら美味しかった」
↑この体験をもう一度味わいたいとします。

直接これだけを再現することは、不可能です
(調理済みのシーフードヌードルが
魔法のように出てこない限り…)。

だって
コンビニに行ってシーフードヌードルを買って
家に帰ってお湯を沸かして
フタを開けてお湯を入れて
3分待ったからこそ

「シーフードヌードル美味しかった~」
と思えたわけです。

再現したいなら
「コンビニに行く」から始めなくてはなりません。


さて
私の「新しい腕で弾いた時の感じ」に話を戻すと。

あまりにも感動的で魅力的な結果だったから
つい追い求めてしまうけど

大事なのは「その感動が何でできているか」ということ。

「頭が動けて自分が全部ついてきて」
から始めたからこそ起きたことでした。

土台となる協調作用、全体性があってこその
新しい腕だったのです。

ああ、感覚は再現できないって
授業で何度も聞いてたのになあ…。

でも何度も聞いてやっとわかってよかった(^^)
と思うことにして、探究を続けます☆