上達への意外な近道。~グレッグ先生
昨年初めてお会いして、
その知性と茶目っ気とレッスンの効き具合に
すっかり参ってしまったグレッグ先生。
今年もオーストラリアからやってきて、
たくさんの学びを残してくださいました。
こんにちは!バイオリンのMiyukiです。
「音楽家は特に覚えておくといい」
と先生がおっしゃる、
上達へのカギを今日はご紹介します。
それは、
「遊びを許しておけばおくほど、理想に近づく」
というもの。
(「遊び」はvariabilityの意訳です。「変化の余地」とも。)
進んで行きたい理想の道があったとき、
最初はあっちこっちに大きく外れてしまいますが、
外れることを許しておけば、
その振れ幅がどんどん小さくなっていき、
いつの間にか、
気が付けば、
理想の道を歩いているのだそうです。
ところが
力づくでやろうとしすぎたり
正しい・間違っているという基準で進めていったりすると、
振れ幅が少ないために
理想の道をかすりもしないまま
別の道を行くことになってしまいます。
これってつまり、
「音の間違いを許せば許すほど、上手くなる」
ということなんです。
↑ドキっ!
「上手く弾かなくちゃ」「間違えたくない」
…演奏する時の私の気持ちを
グレッグ先生は見抜いていました。
間違えることが上達の近道だなんて
なんだか皮肉だけれど。
それならば、と今日は
音を外すたびに
「近道!」
と思いながら弾きました(笑)
そうしたらどんどん楽しくなって、
出したい音が出せるようになりました。
幸せな音楽生活のアイディアが、またひとつ増えました♪