いつもどこかに痛みを感じるバイオリン弾きのためのブログ

アレクサンダー・テクニークでラクになる日々

実践レポート~意図を持って人混みを歩いてみた

意図を意識しないでいると、空想の世界に入ってしまう。
ただの風まかせをやめて舵をとることにすれば(=意図を持てば)、
よりうまく風を読むことができる。
                                                  Body Chance校長 ジェレミー・チャンス

Body Chance Music新宿スタジオで行われた、
2014年3月30日の音楽プロコース合同ワークショップ。

「意図を持つこと」の大切さを知るために、
「意図を持って歩いてみようゲーム」をみんなでやってみました。

2人で向かい合い、「私は右(左)に行く!」とお互い決めてから歩き始めると、
相手の存在感が増して上手にすれ違うことができました。

逆にお互い意図なしで歩くと、淋しくなるほど全くの他人に感じます。
視界に入っているのに、ぶつかりそうになるまで相手の存在に気づきません。

面白い。
と思った次の日は、Musicスタジオのオープニングパーティー。
再び新宿を訪れました。

夕方の新宿は人、人、人。
人混みが苦手な私は、げんなりしていました。
…そうだ!そんな時こそアレクサンダー・テクニーク!

(頭が動けて自分が全部ついてきて)
「私はBody Chance Musicスタジオに行く!」
という意図を持って歩いたら、スイスイ進んでびっくり。

自分の歩き方も変わったけれど、
それよりも周りの景色の見え方が変わったのが印象的です。
人混みにいるのに、ちゃんとルートが見えた感じになりました。
これって冒頭の話につながりますね。

「歩く」というシンプルな動作も、意図を持つことでこんなに変わります。
演奏に活かしたらどうなるか、楽しみです。