いつもどこかに痛みを感じるバイオリン弾きのためのブログ

アレクサンダー・テクニークでラクになる日々

授業レポート~曲を通してメッセージを届けたい時は

音楽を通して届けたいメッセージがある。
そうおっしゃるドラマーさんに、バジル先生が問いかけます。

「聴衆に届くものって何だろう?」

確認していくと、確実に届くのは音・光・分子。
それぞれが相手の聴覚・視覚・嗅覚へ。

「それらはどこから発せられる?演奏している自分ですよね。
つまり自分の仕事は“届ける”ことではなく、“発する”ことです」

試したプランは
<曲を通してメッセージを発するために>
(頭が動けて自分が全部ついてきて)
「自分は何者?どこにいる?今はいつ?」

メッセージを発する“自分”に焦点を当てることによって、
表現がより力強いものになりました。

そして1月の紀美子先生のレッスンでも似た話題が。

「メッセージが届いたかどうか、というのは結果なので、
やってみるまでわからない。
演奏中は音楽のことを考えましょう」

ということで、この時は作品の内容を再確認していきました。
「歌詞の意味は?今どこにいる?季節は?
周りに何が見える?色は?」

…ああ、そういえば私、このときの演奏を聴いて
歌い手さんがおっしゃっていた通りの景色が見えたんでした!

と、このようにメッセージが“届く”こともあるわけですが^^
相手に“届ける”ところまで責任を負わなくてもいい。
自分にできる仕事をするのがポイントだと思いました。

☆メッセージが届いた!という記事はこちら