いつもどこかに痛みを感じるバイオリン弾きのためのブログ

アレクサンダー・テクニークでラクになる日々

曲を通してメッセージが伝わった!~ケン先生

今日は、通常(=音楽専門でない)プロコースの授業に出席しました。
学び満載!
でもまずは今日のハイライトからレポートしていきたいと思います。

「緊張してしまうフレーズを吹きます」というトランペット吹きさんに、
ケン先生:「緊張しないために吹くんじゃないよね。
望みは何?この曲で何を伝えたいのかな?」

「…あんまり考えたことが…」ごにょごにょしてしまったところ、
「職員室に来なさい!」ケン先生に連行されてしまいました笑

待つこと数分。
戻ってくると、なんだか堂々として、迷いがない感じに。
先生:「自分でこの風景をそこにあるって決めて吹いて。」

響いたのは、とても美しく、ちょっと切ないような音楽。
「自分の中でイメージをどんどん広げられた」と
ご自分でも満足のいく演奏だったそうです。

「職員室では一体何が?」という質問で、秘密がわかりました。
「小学生に友達と学校帰りに見た夕日を思い出しながら演奏した」とのこと。
素敵。

するとクラスメイトの一人が。
「!!…私、夕日が見えて切なくなったの!!」と言ったのです。

すごい!!

こういうことが起こる。
そういう可能性がある。
そんな貴重な体験でした。