いつもどこかに痛みを感じるバイオリン弾きのためのブログ

アレクサンダー・テクニークでラクになる日々

ミスしても音楽し続けられる

調律の狂ったピアノが教えてくれたこと

「音楽のストーリーがあればひとつの音がはずれても気にならない」 それを文字通り証明できる機会が訪れました。合宿所にあったピアノが長いこと調律されていない正しく弾きようがないピアノだったのです! バイオリン弾きさんとのレッスンで狂ったチューニ…

音を間違えたからってこの世の終わりじゃない。

先生の指摘をもっと演奏に活かしたくて、考えました。 こんにちは!バイオリンのMiyukiです。 レッスンでスケールを弾いた時のことです。音程が「低い」と先生に言われた瞬間(ダメじゃん…)という気持ちになり身体を縮めたことに気づきました。 「もう一回…

かかる時間がかかる。

上達を実感できなくて足踏みをしてるような気持ちになったら思い出したいお話です。 こんにちは!バイオリンのMiyukiです。 スキルを習得するときすぐに結果が出ないこともありますよね。 そんなイライラを感じたときに役に立つと思ったのが「かかる時間がか…

音楽で聴衆を踊らせる♪~②その効果編

もっと聴衆とつながって弾きたい!そのために役に立つのが「動詞を思って弾く」こと。 動詞をさらにアップデートしたらクラスメイトから嬉しいコメントをもらえました♪ こんにちは!バイオリンのMiyukiです。 バジル先生のクラスで実際に目の前で踊ってもら…

音楽で聴衆を踊らせる♪~①実践編

「Dさん、踊ってもらえますか」とバジル先生が言いました。…えぇー?! こんにちは!バイオリンのMiyukiです。 発表会の曲を、聴衆とつながって弾きたい!でも細かい音符が続くと、すぐ譜面に気をとられてつながりが切れてしまう…。 そんな悩みをバジル先生…

私は今、実験しています!~由香先生

新しい曲を練習しているとだんだん身体が固まってきてしまって…と由香先生に相談しました。 こんにちは!バイオリンのMiyukiです。 すると由香先生は、おもむろにホワイトボードへ。「私は今、練習しています」とボードいっぱいに書いて私の目の前に置きます…

「事前くじけ」と「事後くじけ」?!~バジル先生

新しい曲をさらっていると、弾けなくてくじけてしまって…と、バジル先生に相談しました。 こんにちは!バイオリンのMiyukiです。 まずは2小節ずつ弾いてみることになりました。そして弾くたびに先生が尋ねます。 「今、くじけた?」「はい、音を外してくじ…

望まない音がしたときに、できること。

どうやって、自分の中の批評家をアップデートしよう?前回の続きです。 こんにちは!バイオリンのMiyukiです。 私は歌うのも好きで気に入った歌は歌って覚えたりします。このあいだも、家でひとりで歌っていました。 誰も聴いていません。演奏する機会がある…

自分の中の批評家をアップデートする。

自分の中の批評家の役割は、比較。やりたいことと、やってみて出てきた結果を比較して、次の情報をくれる。だから批評家が出てきたら「よし!新しい情報をもらったぞ!」って思えばいい。批評家が意地悪である必要はない。どうやって批評家をアップデートし…

何かをただやめることはできない。

こんにちは!バイオリンのMiyukiです。 「ミスは悪いこと」「間違えてはいけない」という思いから自分の演奏を監視してしまう。なかなか抜けられない、私のクセの一つです。 そうじゃない。そんなことしなくていい。そう思えるアイディアを、クラスでたくさ…

「楽器」?それとも「私のバイオリン」?

音楽家が自分のバイオリンやホルンやオーボエのことを指す時「楽器」って言いませんか? こんにちは!バイオリンのMiyukiです。 例えばもし私がクラスで「今日は楽器がない」と言ったら「今日はバイオリンを持ってこなかった」という意味。何の問題もなく通…

たどり着きたい場所にたどり着くために。②

「何かができるようになったらお祝い(celebrate)して。」と、キャシー先生はおっしゃいます。 でも自分のことをお祝いしようとするとなんだかいつも、ぎこちなくて。 こんにちは!バイオリンのMiyukiです。 合宿中のレッスンでは、誰かが何かを発見したり新…

「達人になったつもり」~実践レポートが届きました♪

こんにちは!バイオリンのMiyukiです。 『さらえてないのに本番が!という時に考えたいこと』という前回の記事について レッスンを受けたコントラバス弾きさんからコメントをいただきました♪ 掲載を快諾してくださったのでシェアしますね(^^) 「さらえてない…

さらえてないのに本番が!という時に考えたいこと〜ケン先生

満足いくまで練習して本番にのぞむ。毎回それができたら最高だけど、そうもいかなくて…という時に。 こんにちは!バイオリンのMiyukiです。 コントラバスの、とても難しいパッセージ。「さらえてなくて…」とがっかり気味のクラスメイトにケン先生が提案しま…

つぶやきながら弾く?!~ケン先生

必要なのは、アクションでした。 こんにちは!バイオリンのMiyukiです。 「曲の難しいところに来ると楽譜に没頭してしまって上手くいかないんです」クラスで相談しました。 一度弾いてみると。外すかなあ…と思った途端、くじけて曲が止まってしまいました。 …

上達への意外な近道。~グレッグ先生

昨年初めてお会いして、その知性と茶目っ気とレッスンの効き具合にすっかり参ってしまったグレッグ先生。 今年もオーストラリアからやってきて、たくさんの学びを残してくださいました。 こんにちは!バイオリンのMiyukiです。 「音楽家は特に覚えておくとい…

自分という聴衆

こんにちは!バイオリンのMiyukiです。 今日の練習は、いつもと違いました。 音を外すことはたくさんあって「うっ」となることもあったし アレクサンダー・テクニークを使った実験をしてこれまた上手く行かなかったりもしたのですが。 「ここができていない…

ミスしても音楽しつづけられるヒント。~④ケン先生

失敗なんてない。と前回言っておきながら、ですが(^^; 「あっ、ミスした!今のナシ!」って思うかわりにできることをご紹介します。 こんにちは!バイオリンのMiyukiです。 サーカスで空中ブランコや綱渡りをする人が最初に学ぶことって何だと思いますか? …

ミスしても音楽しつづけられるヒント。~③重子先生

音を外した=望んでいた音と違う音が出たという現象。その現象をどうとらえるか、というアイディアをご紹介します。 こんにちは!バイオリンのMiyukiです。 鈴木重子さんのレッスンでのお話。引用しますね。 「今いるところから、行きたいところに行く間に行…

ミスしても音楽しつづけられるヒント。~②キャシー先生その2

「この曲に、音符はいくつあるの?」と先生は尋ねました。 こんにちは!バイオリンのMiyukiです。 今日ご紹介するアイディアも、キャシー先生のレッスンより。クラスメイトのコンバス奏者へ、質問が続きます。 「この曲全体じゃなくても、じゃあこのページに…

ミスしても音楽しつづけられるヒント。~チューニングを狂わせて弾いてみた!

先日ご紹介したアイディア、それは本当に間違えたっていい!と体験するためにチューニングを狂わせて弾いてみる、というもの。 試してみました♪ こんにちは!バイオリンのMiyukiです。 だってその日は絶不調。抜け出すヒントが欲しくて。ていうかヤケになっ…

ミスしても音楽し続けられるヒント。~①キャシー先生

間違えても大丈夫と知るために、こんな方法があったとは。 こんにちは!バイオリンのMiyukiです。 「ミスしてもいいんだよ」と色々な先生から再三指摘されてきました。 もっと大切なことがあるから、とわかっていながらどうしても心からそう思えずにいる私で…

ミスしても音楽し続けられる~バックポケットプランについて

バジル先生のレッスンで、曲をみていただきました。「ここを、だんだん大きくして盛り上げたいんです、音色も変えて。」すると先生、「つまり音楽に命を吹き込みたいということですね」 な、なるほど…。カッコよすぎて動揺する中、プランが提案されました。 …