いつもどこかに痛みを感じるバイオリン弾きのためのブログ

アレクサンダー・テクニークでラクになる日々

11/4音楽専門アレクサンダー教師によるワンコインレッスン♪②

ワンコイン500円で、音楽専門コース卒業生によるレッスンを体験できるチャンス。11/4、あなたにピッタリの先生に出会えるかもしれません♪

時間など詳細はこちらをご覧ください。予約不要です。

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上野学園大学に集結する教師の中から、今日はクラリネットの有吉尚子さんをご紹介します。

自由に発言するのがOKなアレクサンダーのトレーニングクラスですが、なおこさんが発言するのは稀です。

じーっと見て、自分でしっかり消化吸収して、質問もコメントも必要なこと、的を射たことだけ言います。

レッスンも、それはそれはビシっとしています。
でもその奥にあるのは「知識やプロセスの進め方を身につけてもらいたい」という情熱であり、「それを知らないせいで苦しむ人が減ってほしい」という優しさなんです。

ソルフェージュや即興演奏など色々な引き出しをお持ちの先生です。習ったら、一石二鳥どころじゃなさそう。

クラリネット他シングルリードを演奏される方
充実感を持って音楽を続けていくヒントがほしい方
鋭いツッコミを受けてバッチリ上達したい方に
オススメします♪

なおこさんについてもっと知りたい方はこちら

楽器練習効率化ガイドブック – 〜休日プレーヤーでも上手くなる方法〜

11/4音楽専門アレクサンダー教師によるワンコインレッスン♪

11月の連休の予定はお決まりですか?
11月4日(土)に上野学園大学文化祭で
アレクサンダー・テクニークのレッスンが
どなたでも受けられます!

ワンコイン500円で
音楽専門コース卒業生によるレッスンを体験できるチャンス。
あなたにピッタリの先生に出会えるかもしれません♪

私はその日、東京にいなくて…とっても残念。
なのでせめて、どんな素敵な先生が集結するのか
ご紹介していきたいと思います。

ひとりめは、オーボエの村瀬正巳さん。
今回の企画は、まさみさんの呼びかけで実現しました。
だって、大学のアレクサンダー研究会の部長だから。

アレクサンダーのトレーニングを受けながら音大を受験し
入学したと思ったらサークルまで作ってしまうバイタリティに
刺激を受けっぱなしです。

まさみさんは、文化施設の館長をやめて
アレクサンダー・テクニーク教師になり
今は音大の2年生です。

浜松の楽器博物館の学芸員だったこともあります。
たくさんの民族楽器がご自宅にあるそうです。

世界中の音楽や楽器に触れたご自身の経験から
生きる喜びのために演奏される方です。

最近は浜松で定期的に教えていらっしゃるので
東京でレッスンが受けられるのは、チャンス!

ダブルリードを演奏する方
自分のペースで音楽を楽しみたい方
音楽をもっと大きなスケールで味わってみたい方に
オススメします♪

11/4の時間など詳細はこちらをご覧ください。予約不要です。

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バッグから物を取り出す「非」効率的なやり方から学んだこと

キャシー先生が来日した夏の振り返り。
大き目のバッグから物を取り出すのを
レッスンでみてもらいました。

別にケガもしてないし、物は出せるんだけど
なんか余計なことをやっているような
もっと効率的なやり方があるような
そんな気がしてならなくて。

私の言葉を聞いた先生は
きっぱり言いました。
「何やったって、いいの!」

「やり方に制限をかけることは
人間の可能性を狭めてるのと一緒よ」と。

そして、意外な提案をしました。

「要らないルールをあえて守って動いて
人を笑わせるピエロみたいに
試しに、可能な限り一番
『非』効率的なやり方でやってみて!」

ええー。

わざとバッグを後ろに回してから、とか
いろいろやっているうちに笑えてきて
そこでハッと気づきました。

一番効率がいい
正しいひとつのやり方があると思ってた。

「正しいやり方は700万通りあるのよ」という
キャシー先生の言葉を
何度も耳にしていたのに。


さて、700万通りのやり方があることを
体験して納得したあとは
動きを分解して、ひとつずつやっていきました。

目を動かし頭を動かしてバッグをみる
左手をストラップにかける
右手をバッグに持っていく
バッグを開ける
取り出したいものに右手を近づける


という具合に、意図をハッキリさせることで
動きの質が変わります。

ざっくりと「取り出す」と呼んでいる動作が
身体のどこのどんな動きで構成されているのか。
見直すことで、新しいやり方を発見できました。
めでたしめでたし。

「喉を痛めても声が出せるように」でなく

喉が痛い。声が出ない。
そして、声を使う必要がある。

そんなとき
アレクサンダーを使えば声が出るようになるのか?

由香先生は、違うアプローチをとりました。

「今の喉の状態を守るために
アレクサンダーを使いましょう。
喉には喉のご都合があるんだから」

声帯にやさしい空気を出すために
肋骨や胴体が動く。
喉の粘膜は
空気を通過させるだけ。

「喉を痛めても声が出せるように」ではなくて
自分のシステムが病気を治すパワーを守るために。
そんなふうにも、アレクサンダーは使えるのですね。

レッスンの結果、クラスメイトの声は
だいぶ出るようになっていましたが
引き続き、お大事に。

よくないはずの否定形から出発して起きた、いいこと♪

「静かなところで隣の人と合わせて弾くときに
どうしても『○○してはいけない』
と思ってしまって縮こまる」

というバイオリン弾きさん。

「○○してはいけない」よりも
「○○しよう」のほうが
身体が動きたいように動く役に立ちます。
さて、どうしたら言い換えられるでしょう?

実は、ある質問をするだけで
やりたいことが見えてくるんです。

例えば…

「弓が震えちゃいけない」
→Q.弓が震えなかったら何ができる?
→「弓が滑らかに動きます」
→「じゃあ弓を滑らかに動かして演奏しよう!」

 

「隣の人とズレてはいけない」
→Q.隣の人とズレなかったら何ができる?
→「気持ちよく共鳴できます」
→「じゃあ気持ちよく共鳴できるように演奏しよう!」

否定表現は、悪者じゃない。
使い方次第で
本当にやりたいことを見つけるカギにもなるんですね♪

 

☆参考記事☆

vnmiyuki.hatenablog.com

vnmiyuki.hatenablog.com

パフォーマー向け語録2017~その3

キャシー先生のパフォーマー向け語録。
音楽家対象マスタークラスより
今日は【Yesプラン】についてです。

 

演技の時に「○○を聞かない」って思うと、『カメラが気に入らない』表情になってしまう。「他のものを聞く」というプランにしたら、『カメラが気に入る』表情に変わる。

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(大変なパッセージで)「上手くいくといいな」には、「上手くいかないかもしれない」が入っている。「今日どうなるかはわからない」に言い換えてみて。

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学びのきわ(learning edge)でやっていることは、どんなにプランしても上手くいかないかもしれない。新しい息の使い方について、もっと自分に優しい言い方はできる?「ほしい音が出るかどうかやってみよう」とか「実験しよう」とか。

(Cathy Madden)

パフォーマー向け語録2017~その2

キャシー先生のパフォーマー向け語録。
音楽家対象マスタークラスより
今日は【お誘い】についてです。

 

お誘い(invite)とは

「『良かったら』見てください/聞いてください」
という意味。
エゴとも自慢とも違う、旅路や物語へのお誘い。
深い目的がある。

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私は聴衆と「つながる」という言い方はしない。
活動的でないし、コントロールの範囲外だと思う。
つながりは、相手がお誘いに乗ってくれた結果として
生まれるものだから。

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作曲家は、曲を生み出す瞬間から
未来の聴衆をお誘いすることができる。

 

(Cathy Madden)