いつもどこかに痛みを感じるバイオリン弾きのためのブログ

アレクサンダー・テクニークでラクになる日々

アレクサンダーは、同じ楽器の人に習うのが正解なのか?

このあいだプロコースの授業で
階名を読む話をしていて
クラリネット吹きさんが言いました。
「in B (いんべー)だから」

それを聞いたドラマーさんが
「インベーダー?ゲーム??」
って返したの面白かった。笑。


音楽や楽器のことをよくご存じの先生だと
楽器特有のアイディアをたくさんお持ちだし
何より話が早いです。

生徒:「移弦が上手く行かなくて困っています」
先生:「移弦ね。じゃあ弾いてみてください」
ってなります。

ご存じない場合
生徒:「移弦が…」
先生:「(イゲン?いげんて何だ?威厳?異言??)
イゲンて何ですか?」
ってなる分、時間かかります。

一方で、楽器に詳しくないからこそ、
思いもよらないアプローチからアドバイスがきて
深い学びや根本解決につながったりも
よくあります。

「その指はずっとそこに置いとかないとダメなの?」
「…いや、そんなことはないですね。
考えたこともなかったけど、やってみます」
→めっちゃ弾きやすい!
とかね。

そもそも
「移弦」て実際どういう動きなのか
知らない人にわかるように説明する機会自体が
役に立ったりもします。

結論:どっちのよさもある。
だって「自分の使い方」のレッスンだから。

アレクサンダー教師の強み、再確認。

美容師さんとのレッスンで
動きを言葉で伝えられるメリットを
再確認しました。

こんにちは!Miyukiです。

マッサージをするときの手の動きについて
色々実験していたときのこと。

手首の4つの動きをおさらいするのが
役に立ちました。

1.屈曲(手のひら側に曲げる)
2.伸展(手の甲側に曲げる)
3.橈屈(親指側に曲げる)
4.尺屈(小指側に曲げる)

そして
親指側よりも小指側に曲げるほうが
可動域が大きい=たくさん曲がります。

そういう動きがあると知っただけで
マッサージがやりやすくなったばかりでなく

「新人さんに教える時に、役に立ちますね!」
との感想がいただけて
まさにその通り!と思いました。

「なんとなくこう」とか「見てマネして」の代わりに
「手首でこの動きができるからそれを使って」と
具体的に示せたら
指導力がアップしますよね。

アイディアを試してもらうのが楽しみです♪

「動いていいよ」プラン活用法~歯医者さん編

歯医者さんに行くの、苦手なんです…。
が、先日の「動いていいよ」プランを使って
乗り切ることができました♪

こんにちは!Miyukiです。

さて。歯医者さんに入ると
即、身体がちぢみました。
あご周りに力が入っているのが自分でもわかります。

でももう来てしまったから観念。

待っている間にツラいのは
消毒のにおいと機械音です。
なのでまず、ここに来た理由を思い出しました。

「いつまでも健康に、美味しく食事がしたいから
歯がキレイになったら嬉しいし、ありがたい」

そんなふうに感謝することで
今ここにいることの意味を思い出せたら
ちょっとラクになりました。

診察が始まると
増幅する音と口で起きてることがツラすぎて
腰あたりの緊張が大変なことになってきました。

…そうだ!こんなときこそ「動いていいよ」プラン。
式典でほんの少しずつ、バレずに動き続けられるなら
診察台でも動き続けてみたらどうなるだろう?

心の中で(頭が動けて、膝も動けて、腕も動けて…)
などと、ひたすら思うだけ思ってみました。

結果、ものすごくラクでした!
身体が痛くなったりもしないし
なんだか早く終わったような気分です。

「じっとしてなきゃ!」「動いちゃダメ!」
の代わりに
「動けるよ~」って思うだけ。
オススメします♪

 

本を読むために、腕全体を説得する?!

分厚い本を読むことについて
レッスンで見てもらいました。

こんにちは!Miyukiです。

気になっていたのは距離感の調節で
特に目のことだったのですが
話題になったのは
本を持ち上げる腕の動きでした。

「まず左肩を見て
鎖骨肩甲骨を触りながら
『ここも腕だよ~』
って言い聞かせてあげて。」

…出た。また鎖骨肩甲骨!
今までにも何度も話題になりました。

身体の仕組みに関する誤解は
「そうだったのか!」→アップデート完了
という場合と
「そうだったのか!」→でもまた出現
という場合があるのです。

私にとっての腕構造は
もはや説得が必要なレベルでした。(笑)

「ここもここも腕だよ~」
と触れながら、手や皮膚だけじゃなくて
内側の骨の感覚もイメージするのが
ポイントだそうです。

その後
「腕全体で本を見えるところに持ってくる」
で、バッチリ。
電車の中でも快適に読書できそうです♪


☆腕について興味が湧いたらこちら↓↓☆

vnmiyuki.hatenablog.com

vnmiyuki.hatenablog.com

失敗できないプレッシャーに!まず○○の維持

「卒業式で生徒の氏名を読み上げます」
というレッスンがありました。

こんにちは!Miyukiです。

読み上げ…。
担任の緊張度が最も高まる瞬間です。

そんなときも、まずは望みからスタート。

Q.どんな風に読みたいの?
A.最後にフルネームで呼ぶ機会なので
 愛情を伝えたいです。
OK!そのために声を出しましょう。

そして
その人に合った身体の使い方を探っていきます。

Q.呼吸で動く場所は?
→立ち方を工夫して
 全身、特に背中が動きやすいように。

Q.目線はどこを見ている?
→名表を見ながらも、ひとりひとりの顔や
 空間全体をイメージしましょう。

Q.名表を見えるところまで持って行く腕の動きは?
→色々な通り道がありますね。

さて、ここまでで
色々試して役には立っているものの
なかなか満足するところまで行かず。
特に、呼吸が浅いままのようです。
どうしてだろう?

どうやら
 ・絶対読み間違えられない!
 ・名前を飛ばしたら大変!
 ・列席者から注目されまくり!!
という気持ちが
身体全体を動きづらくしているようです。

そんなときは
まず、生命の維持!

恐れや不安があるとき身体は
生命が危険にさらされていると判断し
襲われるのに備えて生理状態が変化します。
ドキドキしたりも、その一部。

でもよく考えたら
ステージで取って食われたりはしません。
やりたいパフォーマンスのためには
固まっている場合ではないのです。

そんなとき役に立つのが
「動いていいよ」プラン!

身体のあちこちをほん~の少しずつ
ずっと動かし続けます。
立ったまま足首で揺れたり
膝をちょっと曲げ伸ばししたり。

パッと見では、意外とバレないんですよ。
互いを見て実験し、確認しました。

ちなみに
「動ける」と思うだけでも変わります。
心の中で(頭が動けて、膝も動けて、腕も動けて…)
などと思うだけで、微細な動きが起きます。
じ~っと見つめてようやくわかるくらい。

というわけで
「動いていいよ」プランで読み上げを試してみると
動いちゃいけない!と思っていた時に比べて
格段に声が響くようになりました♪

卒業式当日は
相談者さんの愛情が伝わるといいな(^^)

そしてこの「動いていいよ」プランは
式典だからじっとしてなきゃ!っていう時にも
役に立ちそうです。

 

 

ドーナツの誘惑に負けない方法♪

とあるお店を出た後
直進して交差点を渡ると
ドーナツ氏のお店があるわけです。

こんにちは!Miyukiです。

目に入ると、食べたくなる。
美味しく食べられるけど
後が大変…(冷えたり、もたれたり)。

「誘惑に負けるもんか!」だけでは
どうも上手くいきません。

そんなときの戦略は
お店を出る前から始まります。

直進すれば、ドーナツ氏。
左に曲がれば、家に帰れます。
…ならば。

「お店を出たら左を向く」
ということだけ決めて
歩き出しました。

そうしたら見事
左を向いてそのまま帰宅。
ドーナツを買わずに済みました。
勝った…!(笑)


こういう、目的達成のための
ものすごく簡単にできそうな一歩のことを
ベイビーステップといいます。

では、やり方をおさらい。
 ・望む(ドーナツの誘惑に勝つぞ)
 ・やる(お店を出たら左向く)
 ・ほめちぎる(エライ!よくやった!!)
です。

ほめちぎることは
次へ進むエネルギーになるので
お忘れなく♪


☆では、毎日ジョギングする!
が目標の場合は?…こちら

お祝いは、上達のためのスキルである。

前回レポートしたバジル先生の特別講座で
(記事はこちら
もうひとつ、印象的だったことがあります。

こんにちは!Miyukiです。

バジル先生が提案したストーリーを思いながら
演奏してみた受講者さん。
(ちなみに具体的な内容は
プテラノドンが遠くで『くあぁ~!』」笑)

演奏が終わって
「初めて、この曲の出だしを
こういうふうに吹けました!」と
とっても嬉しそうでした。

明らかな変化を目の当たりにして
会場は納得の表情。
講座の最中ということもあってか
しーんと静まり返っていました。

そんな中
サイレント拍手をしている聴衆が
二人いました。

一緒に見学に行っていた
ボディチャンス音楽プロ仲間の淳平さんと
私です。


お祝いが大切なのは
そのほうが楽しくなるから!(例はこちら
だけではなくて

やりたい動きができたときに
「今の!それ!上手くいったから
次もそれでよろしく♪」と
身体のシステムに知らせる役割もあるそうです。

とはいえ
すっ飛ばして先に進んでしまいがち。
お祝いも、練習して身につけるスキルなんです。

ほとんど反射的に拍手していた自分に
お祝いスキルの進歩を感じられました♪祝!

 

☆トランペット吹きさん必見!
淳平さんのサイトはこちら↓☆

ラッパ吹きの管楽器のためのお役立ち備忘録 | 音楽をする人の助けになるヒントを日々発信中